通称「御柱祭」(おんばしらさい)。
諏訪大社で7年目毎(寅と申の年)の春に行われる大祭。八ヶ岳山中から切り出した御神木を、数千人の氏子が諏訪大社各境内まで曳(ひ)き出す、諏訪地方あげての一大行事です。
諏訪大社上社では、本宮4本・前宮4本の計8本の御柱を長野県諏訪地方の各地区がそれぞれ担当となり、各宮まで曳行し、社殿の四方に建てられます。
担当の御柱は諏訪大社上社本宮での抽籤式(当年の2月15日)によってくじ引きで決まります。
「山出し」 4月開催
御柱を山から里へと曳く「山出し」が4月初旬におこなわれます。
山出しは茅野市と原村境の綱置場(つなおきば)がスタート時点で、安国寺の御柱屋敷と呼ばれる場所まで約12kmを曵行します。
~山出しの見どころ~
難所「穴山の大曲」
茅野市穴山地区の道が狭く屈折している場所、通称「穴山の大曲」。
めどでこがついた巨大な御柱をスムーズに通過させるのは難しいのですが、木遣り(きやり)の声を合図に、曳き綱を引き、てこ棒をかませながら御柱はこの難所を通過していきます。
木落とし坂
茅野市宮川小学校の脇に位置する斜度約30度の木落し坂。
大勢の若衆をめどでこに乗せたまま、御柱が木落とし坂を下ります。
いかにV字のまま美しく落とせるかが重要視されています。
宮川の川越し
茅野市中河原と安国寺の境にある、幅約40mの宮川を渡ります。
御柱を宮川の雪解け水で清める意味があるといわれ、冬の名残のある冷たい川を御柱や氏子が横断していきます。
「里曵き」 5月開催
山出しから1ヶ月後。御柱は「里曵き」を迎えます。
御柱屋敷から諏訪大社各宮までの道中(御柱屋敷から前宮は1km弱、本宮は2.5km)をゆっくりと曳行していきます。
山出しとは趣を変え、騎馬行列や長持ち、花笠踊り、龍神の舞などが繰り出され、豪華絢爛!
御柱が各社殿四隅に建てられ、フィナーレとなります。
宮町通り 社乃風
住所:〒392-0015 長野県諏訪市中洲神宮寺201
TEL:0266-58-1235
FAX:0266-53-9090
駐車場:無料駐車場あり
※詳細は >>アクセス をご確認ください